コーポレートユニバーシティとは企業内大学ともいわれ、長期にわたって従業員のキャリアアップを図る教育の場のことです。
コーポレートユニバーシティはCUと略されることもあり、全従業員を対象にしています。
コーポレートユニバーシティは、従業員各自の専門性の向上、次世代の経営を担うリーダーの育成、企業理念の浸透などを目的にしています。必修科目と選択科目があるのも特徴の一つです。
コーポレートユニバーシティは、従来の社員研修のような知識やスキル向上を中心とした学習とは異なり、キャリアデザインを支援するためのものです。
受講者が主体的に学習できる場を企業が提供する場合もあれば、e-Learningのようにオンライン上で学習できるものなどがあり、受講者の自主性を重視した取り組みがなされています。
企業のグローバル化やダイバーシティの推進などによって、より戦略的な教育が求められるようになっています。
次世代リーダーの育成というと、一部の幹部候補を対象に社員研修が実施されますが、コーポレートユニバーシティは全従業員を対象にすることで、企業全体のレベルアップが図れます。
また、向上心の高い求職者にアピールすることによって、優秀な人材を獲得することが可能です。
さらに、コーポレートユニバーシティは誰でも受講できるため、従業員は自分のキャリアデザインに合った科目を選択できます。
しかも、自分の所属する部門以外の従業員とも関わる機会も増えるため、企業内のコミュニケーションが活発になり、ES(Employee Satisfaction)の向上も期待できます。