カスタマーハラスメント研修では、お客様からの悪質な要求・暴言などへの対応方法や、取引先へ自身がカスハラをしないための予防策を学ぶことができます。
新入社員 若手社員 中堅社員 管理職 全職員
カスハラ(カスタマーハラスメント)研修とは、顧客などからの著しい迷惑行為への対応方法や、自身が加害者にならないための防止策、企業としての予防策を考えることが目的の内容です。
カスタマーハラスメントとは、顧客からの著しい迷惑行為のことです。「顧客等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの」とされています。(カスタマーハラスメント対応企業マニュアル厚生労働省より引用)具体的には以下の通りです。
顧客からのクレーム内容が妥当か、伝え方が一般常識の範囲内かで判断できます。例えば、提供したサービスや商品に不備があり、それに対してのクレームは正当なクレームと言えます。一方で、内容が妥当だったとしても「長時間店舗に居座る」「従業員に暴言を吐く」など、伝え方が社会通念上不相応な場合はカスハラとなります。
2024年11月26日に、厚生労働省の審議会において「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の定義が示され、上記3つの要素を判断基準とした上で、企業としての対策を求める方針が発表されました。(厚生労働省“カスハラ”定義 企業に対策義務づけへより引用)
2025/3/11、政府より就活生へのハラスメント対策も義務付けるとの発表がされました。企業としても面接官がそのような行為をしないように対策をしなければならない項目です。採用面接研修 面接力強化編や採用面接研修にて対応方法を扱っていますが、カスハラ研修内で扱うことも可能です。お気軽にお問い合わせください。
就活ハラスメントの定義 | 具体例 |
---|---|
応募する企業やその採用担当者が優越な立場を利用して、就職活動中やインターンシップ中の学生に行うセクハラやパワハラなどのことです。 | 「つきあっている男性はいるか」「結婚や出産後も働き続けたいか」ということを女子学生にだけ質問した。 ※「結婚後や出産後も働き続けるか」といった質問を女性だけ(または男性だけ)にすることは男女雇用機会均等法違反(募集・採用に関する性差別禁止)となります。 |
(カスタマーハラスメント・就活ハラスメント等防止対策強化事業 <学生の皆様へ> 、厚生労働省より引用)
カスハラ研修で扱う内容は「適切な対応方法」と「予防策」の2点です。
お客様とのやりとりをメインとされている方向けに、カスハラかどうかを適切に判断し、対応・かわす方法を身に付けてもらう内容を扱います。以下の判断基準を理解した上で、どのように対応するかをケースワークなどで確認します。
カスハラが発生しないために、企業や店舗では様々な取り組みがなされています(例:受付のネームプレートには名前ではなく受付のみ記載しストーカー被害を防止するなど)これらの取り組みをいくつか紹介した上で、自社や自店舗で対応できることはないかを考えます。
管理職・店長向け カスタマーハラスメント対策研修では、管理職や店長クラスの方を対象として、いかに自社・自店舗で働く部下をカスハラから守ることができるかを扱います。従業員から引き継いだ二次対応方法から予防策、従業員へのアフターケアまで網羅的に学ぶことができます。
企業間での対応に関しては、下請法に抵触するような依頼や委託の手段を取っていないかも注意を向ける必要があります。もし抵触している場合は、下請法違反として対応される危険性があるためです。リスキルのカスタマーハラスメント研修では、下請法に関しても概要やどのような違反事例があったかを確認していきます。なお、下請法についても同時に学んでほしいという場合、下請法研修を併せて受講していただくこともおすすめです。詳しくはリンク先もしくはお問い合わせください。
カスタマーハラスメント研修では、お客様からの悪質な要求・暴言などへの対応方法や、取引先へ自身がカスハラをしないための予防策を学ぶことができます。
ハラスメントについての基礎的な知識を理解し、起こさないためにできる注意、環境づくり、起こってしまった時の対応方法を身に付ける研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
|
一社研修 ハラスメント対策研修 半日編【半日で集中理解する】 | 3時間 (変更可) |
![]() |
一社研修 ハラスメント対策研修【職場での被害を防止するために】 | 6時間 (変更可) |
セクシャルハラスメントについてのリスクを理解し、自身の考え方を振り返りながら、社内で起きないようにするための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
|
一社研修 セミナー型 セクシャルハラスメント防止研修【セクハラ防止のために】 | 2時間 (変更可) |
コンプライアンスを遵守するために注意すべき点を理解し、万が一トラブルが起きてしまった際の対応方法を身に付ける研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
|
一社研修 下請法研修【適切な取引のための基礎知識を】 | 2時間 (変更可) |
|
一社研修 コンプライアンス&ハラスメント研修【社員と会社を守るコンプラ研修】 | 6時間 (変更可) |
![]() |
一社研修 コンプライアンス研修【従業員の理解を深め、違反防止につなげる】 | 3時間 (変更可) |
リスキルのカスタマーハラスメント(カスハラ)研修には次のような特徴があります。
カスハラの内容はお客様により様々ですが、対応方法は基本的に同じです。正当なクレームと異なり自社側に非がない理不尽な内容のため、上手くかわしながら対応する必要があります。
カスハラへの一般的な対応とともに、どのようなかわし方が効果的か、証拠を残すための記録の取り方などについてポイントをおさえます。
企業内でよくあるケースや事例をいただき、それをもとにケースワークやロールプレイ(客側と対応側に分かれたワーク)を実施します。詳しくはお問い合わせ・ご相談ください。
管理職・店長向けの研修では、従業員をカスハラから守る予防策についても扱います。自社でのルールなどを検討しながら、従業員が安心して働ける環境を整える方法について学びを深めます。
次のカリキュラムはカスハラ(カスタマーハラスメント)研修に属するカスタマーハラスメント対応研修【カスハラの判断基準を理解し、適切な対応を行う】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01カスタマーハラスメントの基礎理解
カスタマーハラスメントの基本について理解します
02カスタマーハラスメントへの対応方法
カスタマーハラスメントが発生した際の対応方法を理解する
LASTセクハラへの対応
お客様・顧客からのセクハラに対する対応を理解する
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。(2025年現在、直近に実施した研修よりピックアップして表示しております)
はい、実施可能です。カスハラ(カスタマーハラスメント)研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。お気軽にお問合せください。
はい、セミナーでの実施可能です。カスハラ(カスタマーハラスメント)研修の実施可能時間に合わせて、1時間~6時間内での調整が可能です。短い時間のため、既存の研修プログラムからどれを選出し編成するか、ご相談しながら組み立てていきます。なお、短時間にしたことよる研修費用についてはお問い合わせください。
はい、可能です。リスキルのカスハラ(カスタマーハラスメント)研修は組み合わせ自由です。
- 何日間の研修を実施したいか
- 学習させたい研修内容は何か(例:カスハラの加害者にならないためのポイントをより押さえた内容にしてほしい、レジリエンス研修と組み合わせたいなど)
- 受講生(従業員様)はどの層か
- その他ご要望(例:企業や組織としてのルールを研修内に入れて共有したい、現場でよく起こる事例をケースワークに入れてほしいなど)
など、ヒアリングさせていただいた上で、貴社にとって適切な研修をご提示いたします。
お見積りは各研修ページより請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別お問い合わせください。
いいえ、ございません。リスキルのカスハラ(カスタマーハラスメント)研修では事前の課題提出や、事後の感想・レポート・報告書の提出などはございません。研修実施時間内で完結します。なお、研修終了後3~5分で終わるアンケートについては実施いたします。
はい、リスキルの研修は全国各地で実施可能です。開催場所についてご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
今後、義務化される動きが進んでいます。2024年11月26日に、厚生労働省の審議会において「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の定義が示され、2025/03/11に就活カスハラも含めた対策の義務化が発表されました。具体的な規定やガイドラインなどは今後の発表を待っている状況です。
顧客等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、 当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの。とされています(カスタマーハラスメントを知っていますか?|あかるい職場応援団 -職場のハラスメント(パワハラ、セクハラ、マタハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-より引用)
はい、可能です。事前のヒアリング時にお伝えください。ケーススタディを通して、クレーマーへの適切な対応法や上手いかわし方を学び、CS向上を狙う内容を作成します。講師やグループワークなどでのフィードバックを通して理解を深めることが期待できます。なお、個人が特定されてしまうような事例の場合、多少内容をぼかす可能性があります。
リスキルのカスタマーハラスメント研修は、様々な企業様よりお問い合わせをいただいています。
お客様からの悪質な要求や暴言は、適切な対応方法を企業としてルール付けておかなければ社員が疲弊していくばかりです。研修を実施することで、何がカスハラとされるのか・対応方法について理解することができ、体系的なカリキュラムで丁寧に学ぶことができます。
リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています
お見積り、お問い合わせはこちらから
お見積り、お問い合わせはこちらから