Off-JT(Off The Job Training)は、職場外研修といわれ、職場と離れた場所でセミナーや研修を受けることをいいます。
Off-JTの代表的なものといえば、新入社員研修や管理職研修、ビジネスマナー研修、コンプライアンス研修などです。カウンセラーによるメンタルヘルス研修も含まれます。
Off-JTは、主に座学やグループワークで知識を習得します。
OJT(On The Job Training)が、上司や先輩社員に教わりながら実践的に業務を身につけていくのに対し、Off-JTは業界やビジネスの理論や概念を職場と離れた場所で学びます。Off-JTで学んだ知識をOJTで生かすことで、より理解度を深めることができます。
Off-JTは、自分が携わる業務に必要な専門知識や考え方などを順序だてて学ぶことができます。上司や先輩社員から学ぶこともあれば、外部講師を招く場合もあります。大勢の受講者に対し、一人の講師が指導するため、身につく教育内容にばらつきもありません。
外部の講師を迎えた場合は、自社に無い新たな知識やノウハウを身につけることもできます。OJTが始まる前に知識を身につけられるので、実務への理解を深めておけるという点がメリットの一つです。さらに、Off-JTは同じ立場の人間と顔を合わせることができる貴重な機会にもなります。
Off-JTで学ぶ内容は、実務に関係のないことも含まれるため、自分自身で業務に応用していかなければなりません。ただし、新入社員の場合は、Off-JTで学んだことを実務に落とし込むのは困難です。OJTと組み合わせて、実践で理解させることが重要です。