ヒューマンエラー研修 【業務上でのミスを防止する】

ヒューマンエラーがなぜ起こるのかを理解し、起こらないためにできる考え方、予防策を身に付ける研修です。

ヒューマンエラーのメカニズムを知り、未然に防ぐ

本研修の対象

新入社員 若手社員 中堅社員 管理職

  • ヒューマンエラー防止・対策のための仕組みづくり・環境整備について関心のある方
  • ヒューマンエラーに対する具体的な考え方や対策を知りたい方
  • 職場環境を考える立場の管理監督者の方

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

研修に対する課題
  • ヒューマンエラーを起こさないようにする方法を会社として学びたい
  • 社内で起こるヒューマンエラーへの適切な対策がわからない
  • いつも社内で具体的な対策を立てられないまま終わってしまう
  • 対策は立てるが、メカニズムを理解できていないために同じエラーが繰り返されてしまう

ヒューマンエラー研修の概要

ヒューマンエラー研修とは、業務内でのエラーが起こる原因を理解し、エラーを未然に防ぐための対策を身に付ける研修です

発生するメカニズムから原因を知り、基本的対策を理解することにより、ヒューマンエラーを未然に防止し、対策していくための実践的な考えを学ぶことができます。

ヒューマンエラー研修とは

   

ヒューマンエラーとは何か

ヒューマンエラーとは、自己や損失の原因になる「人間によるミス」のことです。人的ミス、人為ミスという言葉を使うこともあります。

小さなミスの積み重ねが大きなミスを引き起こす

ハインリッヒの法則というものがあります。1件の重大事故の背景には29件の小規模な自己と300件のヒアハットミス(大きなミスではないが、ヒヤッとしたりハッと思い出したりするミス)があると言われています。

ハインリッヒの法則とは

大きな事故やミスは、前触れなく突然起こることは少なく、見逃しがちなミスの上になり立っています。
日々の小さなミスを予防・防止していくことが、大きなミスを引き起こさない一番のリスクマネジメントと言えるのです。

ヒューマンファクターとヒューマンエラー

ヒューマンエラーと似ている言葉として「ヒューマンファクター」が挙げられます。
「人が起こしたエラー」か「それ以外の要因によるエラー」かの違いです

  • 人的なミス(人が直接引き起こすエラー)  = ヒューマンエラー
  • 人を取り巻く環境やその他の要因によるエラー= ヒューマンファクター

ヒューマンファクターには、マニュアルや作業手順、整備や装置、使用する機会、作業環境などが原因で発生するミスのことをまとめて呼ぶ場合が多く、人がエラーをしないように気を付けつつも、仕組みや環境面についても両輪であると考え、配慮・工夫していく必要があります。

ヒューマンエラー研修では、人的なミスを少なくするための手法を確認していきます。

エラーが発生する4つのメカニズムを理解し、対策する

ヒューマンエラーを防ぐためには、エラーが発生する4つの原因を理解し、対応していくことが必要です。エラーが発生するメカニズムは具体的に以下の通りです。

ヒューマンエラーの原因

メモリーミス(忘れる)

記憶が原因となり、忘れてしまうことにより起こるミスです。記憶に対する自身への期待(覚えている、忘れないだろう)と現実(忘れてしまう)のギャップにより生じます。

人は物事を20分後には42%忘れ、1日後には74%忘れると言われています。そのため、そもそも「忘れないように頑張る」ということには無理があるのです。メモリーミス、つまり忘れることを防ぐためには「忘れない仕組みづくり」を行う必要があります。ヒューマンエラー研修内では明日から使える仕組みをいくつか紹介し、実際にどう活用していくか考えてもらいます。

アテンションミス(見落とす)

見落としやうっかりミスのことをアテンションミスと言います。見直す癖やチェックリストの作成を行うことで簡単に防ぐことができます。こちらも上記と同様「見落とさない仕組みづくりをする」という考え方です。

コミュニケーションミス(伝わっていない・聞いていない)

相手に伝わっていなかった、聞いていなかったというコミュニケーションから生じるミスです。
コミュニケーションにはズレが生じるものだ、という前提で対策を立てることが効果的です。

ジャッジメントミス(判断を間違える)

判断を誤ってしまうミスです。「しっかり判断しよう」と気合いを入れただけでは改善しません。
判断ミスを改善するためには、速い思考だけで判断してしまわないようにするということが挙げられます。

思考には、直感的で速い思考と、頭を使ってじっくり考える思考の2つがあります。速い思考は過去の経験や記憶から直感的に判断できますが、一方で自動的に行われる意思決定のため、ミスをしてしまう可能性が高くなります。判断する際は、一度過去の経験や直感で答えを出したものに対しても「正しいか」「企業として適切か」などをじっくり考える遅い思考も使っていくことが重要です。

ヒューマンエラー研修のラインナップ

一社研修  自由度が高い一社で実施する研修
公開講座  日程が決まった参加型研修
eラーニング動画講座  見る時間が自由な動画研修

ヒューマンエラー研修

ヒューマンエラーがなぜ起こるのかを理解し、起こらないためにできる考え方、予防策を身に付ける研修です。

研修タイトル想定研修時間
ヒューマンエラー防止研修 公開講座 ヒューマンエラー防止研修(半日研修)- ミスを防止し減らす 3時間
ヒューマンエラー防止研修 一社研修 ヒューマンエラー防止研修【ミスを減らす】 3時間 (変更可)
運転事故防止研修 一社研修 運転事故防止研修【車両の事故を減らす】 1時間 (変更可)
ヒューマンエラー防止研修 eラーニング eラーニング動画講座 ヒューマンエラー防止研修 36分
運転事故防止研修 eラーニング eラーニング動画講座 運転事故防止研修 35分

タイムマネジメント研修

限られた時間の中で最大限の成果を出すためのポイントを理解し、日々の行動を変えていくための研修です。

研修タイトル想定研修時間
タイムマネジメント研修 個人管理力強化編 一社研修 タイムマネジメント研修 個人管理力強化編【労働生産性を高める】 6時間 (変更可)

5S研修

5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)をビジネスシーンで活用することで、業務効率化を目指す研修内容です。社内への5S活動導入方法についても扱っています。

研修タイトル想定研修時間
整理力向上研修 一社研修 整理力向上研修【無駄をなくす】 6時間 (変更可)
5S活動導入研修 一社研修 5S活動導入研修【必要性を理解し、実践する土壌をつくる】 6時間 (変更可)

生産性向上研修

現在の業務実績を把握して、業務成績を上げるためにどのような改善を行えるかを考え、生産性を向上させる研修です。

研修タイトル想定研修時間
部門間連携研修 一社研修 部門間連携研修【連携を強化し円滑な業務を実現する】 3時間 (変更可)
業務フロー図作成研修 一社研修 業務フロー図作成研修【フローチャートで業務を管理・改善する】 6時間 (変更可)
ナレッジマネジメント研修 一社研修 ナレッジマネジメント研修【知的資産を共有する】 3時間 (変更可)
インバスケット研修 一社研修 インバスケット研修【案件処理能力を向上する】 6時間 (変更可)
PDCA研修 一社研修 PDCA研修【現場で活用できる短時間集中】 4時間 (変更可)
業務改善研修 一社研修 業務改善研修【目的に合わせた効率化を】 6時間 (変更可)

マニュアル作成研修

マニュアルのより良い作成方法から、継続的な更新など仕組み化されるまでの方法を理解する研修です。

研修タイトル想定研修時間
マニュアル作成研修 一社研修 マニュアル作成研修【使われ更新されるマニュアルを】 3時間 (変更可)

個人情報保護研修

個人情報についての基礎知識を身に付け、リスクへの予防・対応方法を学ぶ研修です。

研修タイトル想定研修時間
個人情報保護研修 半日編 一社研修 個人情報保護研修 半日編【リスクを最小化する】 3時間 (変更可)
個人情報保護研修 一社研修 個人情報保護研修【漏洩しない環境づくりを】 5時間 (変更可)

リスキル研修の特徴

リスキルのヒューマンエラー研修には次のような特徴があります。

ヒューマンエラー防止をまとめて学べる研修内容

ヒューマンエラー研修では、エラーを防止するための様々な手法を基礎から紹介していきます。その全てを覚えることも重要ですが、「自分が起こしやすいミス」を理解し、それに対してどの手法がやりやすいかを考える、ということが効果的です。
研修内で紹介した手法を、明日からどう実践していくかを考えるワークも用意しています。ミスを減らしていくためにぜひ受けていただきたい研修プログラムです。

自身が引き起こしやすいミスを把握できる

起こしやすいミスには偏りがある場合が多くあります。しかし、忙しい日々の中ではそれらを振り返る機会は少ないため、研修という時間を有効に使い「自身が起こしやすいミスは何か」「落ち着いて考えるとミスが多いのはこの部分かもしれない」を分析し、気づきにつながるようなワークを用意しています。引き起こしやすいミスを把握するだけでも対策を立てやすくなります。日々の忙しい中では手の届かない部分までスキルを高める研修内容です。

オンラインで研修を実施することが可能

リスキルのヒューマンエラー研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。内容は全て同じものでございますので、企業様のご要望に合わせることが可能です。

研修カリキュラムの例

次のカリキュラムはヒューマンエラー研修に属するヒューマンエラー防止研修【ミスを減らす】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。

  1. 01ヒューマンエラーとは何か

    ゴール

    ヒューマンエラーが発生する4つのメカニズムを理解する

    • ヒューマンエラーとは何か
    • ミスに対する基本的な考え方
    • エラーが発生する4つのメカニズムを理解する
    • メモリーミス(忘れる)
    • アテンションミス(見落とす)
    • コミュニケーションミス(伝わっていない・聞いていない)
    • ジャッジメントミス(判断を間違える)
  2. 02メモリーミスの基本的対策

    ゴール

    メモリーミスの対策について理解する

    • ワーキングメモリが原因
    • 「忘れない」ではなく「忘れる」前提に立つ
    • メモを取る・取らせる
    • 外部記憶補助
    • 符号化
    • 【ワーク】ミスを回避するためのアイディア
  3. 03アテンションミスの基本的対策

    ゴール

    アテンションミスの対策について理解する

    • 【ワーク】自身が起こしやすいアテンションミス
    • 頑張らない仕組みづくり
    • 注意の無駄遣いを減らす
    • 思い込みを減らす
    • チェックリストの作成
    • シングルタスクでスピーディに処理する
  4. LASTコミュニケーションミスの基本的対策

    ゴール

    コミュニケーションミスの対策について理解する

    • コミュニケーションミス
    • 相手に矢印を向けて話を聴く
    • 復唱の重要性
    • 「答え」より「応え」を聞く
    • 【ワーク】気づきと行動への落とし込み

ヒューマンエラー研修参加者(受講者)の声

研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。

総合プラントエンジニアリング企業様

内容: 満足・良かった

91.4 %

講師: 満足・良かった

94.3 %

研修参加者の声

  • ヒューマンエラーの対策等を知ることができて良かったです。
  • ヒューマンエラーの再発防止に繋がる内容で勉強になりました。改めて現場作業に努めて行きたいです。
  • 「人は忘れる生き物」 という事を自分に当てはまると思い聴かせて頂きました。メモの重要性を改めて理解しました。アラーム等を活用したいと思います。
  • 自身のヒューマンエラーを起こしやすい傾向を知ることができました。傾向から対策を学んだため、今後の仕事で活かしていきたいです。

ITコンサルティング企業様

内容: 満足・良かった

100.0 %

講師: 満足・良かった

100.0 %

研修参加者の声

  • ミスはするものだからこそ、そのミスを減らすためにできることは何だろうと考えることができました。例文が実務に沿ったものだったので、イメージがしやすかったです。
  • 普段気を付けていてもミスしてしまう内容について、ミスを分類分けした上で具体的な対策を練る時間が設けられ、今後の業務及び私生活においてもためになる研修でした。
  • ヒューマンエラーという言葉は何度も耳にしていますが、具体的な内容を今回の研修で理解することができました。
  • ミスが起こるのには様々な要因があり、そのパターンと対策をそれぞれ学ぶことができた。

ヒューマンエラー研修に関するよくあるご質問

ヒューマンエラー研修をはじめて開催したいと思っているのですが、レベル感としては問題ないでしょうか?

はい、問題ございません。ヒューマンエラー対策研修として「ミスを起こさないような予防対策」について基礎から扱います。若手社員から管理職まで幅広い層に受けていただける研修内容です。よくある事例を用いたワークも用意していますので実践的にスキルを身に付けることができます。

ヒューマンエラー研修の中に、自社でよく起こる事例を入れることは可能ですか?

はい、可能です。よく発生するヒューマンエラーについて事前に確認させていただいた上で研修に組み込んでいきます。なお、事例の内容が具体的すぎると「誰のミスか」がわかってしまう危険性がありますので、内容は多少ぼやかして組み込む場合があります。事例やケースワークについての詳細は別途お問い合わせください。

ヒューマンエラー研修をオンラインで実施することは可能ですか?

はい、オンラインにて開催することが可能です。リスキルのヒューマンエラー研修は、対面・オンライン・対面とオンライン同時のハイブリッド式からお選びいただくことができます。

オンラインでの研修を実施した場合も、講習内容や扱うテキストなどは変更ございません。オンラインやハイブリッドで内容が変わるというご心配はございませんので、ご安心ください。

オンラインでの研修実施についての疑問点やご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

セミナー形式など、短時間でヒューマンエラー研修を実施することは可能ですか?

はい、可能です。研修実施可能時間に合わせて、1時間~6時間内での調整が可能です。短い時間のため、既存の研修プログラムからどれを選出し編成するか、ご相談しながら組み立てていきます。

ヒューマンエラー研修を全社員で実施したいが時間が確保できないというお悩みをよくいただきます。全社員に向けてヒューマンエラー防止に関する時間を設けることは、大きなミスを防止することにも繋がります。基礎から扱いますので新人の方でも問題なくご受講可能です。ぜひご検討ください。

ヒューマンエラーではなく、対外への対応でのミスが多いのですが何か良い研修はありますか?

はい、ございます。対外(社外)への対応についてはクレーム研修や接遇マナー研修がおすすめです。いずれも具体的な防止策や事例を用いたワークもご用意しております。詳しくは以下よりご確認ください。

クレーム対応研修【お客様の状況や目的に合わせた適切な対応を】

接遇マナー研修【お客様に好印象を持ってもらう】

研修費用を知りたい・見積りを取りたいのですが、どうすれば良いですか?

お見積りは各研修ページより請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。

なお、申し込みの流れは以下の通りです。
実施までの流れ

講師派遣型で研修を実施する場合、全国で開催可能でしょうか?

はい、リスキルの研修は全国各地で実施可能です。開催場所についてご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県

よくあるご質問の一覧>

豊富な研修実績

リスキルのヒューマンエラー研修は多くの企業様にご好評をいただいています。

ヒューマンエラー発生の可能性を抑えるための対応法については体系的に学習できる研修があまり多くなく、すぐ現場への適用が可能な内容だった、という喜びのお声を頂戴しております。

最適な提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

リスキルの研修は様々な企業様にご利用いただいています

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