正しく、効果的な褒め方・叱り方を理解し実践することで、相手の成長やハラスメント予防を目指す研修です。
中堅社員 管理職
褒め方研修・叱り方研修とは、ただ単に褒めたり、感情的に怒るのではなく、より効果的に行うことで、相手の行動や考えをよい方向に変化させていくための研修プログラムです。
適切に褒められる、あるいは不適切に叱られる、といった状況でどのように心が動くかをロールプレイングで体感し、ハラスメントに留意しながら部下のやる気をより高める方法を習得することが目的です。
まずは、褒める・叱るという行動そのものについて、改めて理解していきます。
いずれも共通して重要なことは「部下の行動に対して行うフィードバックである」ということです。
部下の行動に注目することで、感情的に褒める、自身の気持ちを優先して怒るのではなく、適切な指導につながる声掛けができるようになります。
褒めるとは、相手の良い点に注目して、それに対するフィードバックをすることです。
職場において褒める理由としては、良いコミュニケーションを取るためということと、増やしてほしい行動を強化するためという2つの理由があります。
褒めることで、相手は「この行動や発言がよかったんだ」と受け止め、次からも同じような行動やそれ以上の行動を目指すようになります。
上司が部下の成長のために褒める理由は、良い行動を増やしてもらうことで本人が成長し、それがチームの成果につながるという大きな意味も含まれているのです。
叱るとは、相手のことを考えた上で行うフィードバックのことです。
職場においては、相手に成長してもらうために不足している行動や過剰な行動を指摘し、正すということがこれに当たります。
よく言われることですが、職場における指導やアドバイスは「叱る」という立場でなければなりません。
感情的になって怒鳴ったり、ものに当たることでは何も解決しないためです。また、怒られた相手には「◯◯さんに怒られた」という印象が強く残ることが多く、肝心の「何を正してほしいのか」が伝わりづらくなります。
ビジネスシーンにおいては、適切に「叱る」方法を身に付ける必要があります。
リスキルの褒め方・叱り方研修では、上手く褒める・叱るコツを扱っていきます。ここでは概要を紹介していきます。
誰が褒めても良いというわけではありません。普段から信頼関係を作っている・コミュニケーションをよく取っている相手から褒められると、人はその行動を増やしたくなります。
そのため、褒めるという行為の前提条件として、普段からコミュニケーションを取り関係性を作っておくことが必要です。
褒める・叱る共通していることが、相手の行動に焦点を当てて褒めることです。
人格や性格について褒めるのではなく、あくまでも相手が起こした行動が良かったか・改善する必要があるかという判断で褒めるか叱るかを決めます。褒める対象が具体的であることで、褒められた側としてもお世辞ではないことがわかりやすいため、受け入れやすく、次からの行動増加が期待できます。
褒めることの重要性を理解していても、言葉にすることが難しい・気恥ずかしいということは多くあります。
褒める際に活用できるスキルは様々です。リスキルの褒め方・叱り方研修では、以下のスキルについてワークを活用しながら強化していきます。
叱り方にもコツがあります。以下のポイントを押さえることで、相手に正してほしいことが上手く伝わりやすくなります。
まずはじめに行うべきことは「事実確認」です。事実確認をした上で「正すべきこと」が事実であれば、適切に叱る必要があります。
上司から部下への指導などではこの事実確認が抜けているケースが多くあります。事実確認をするだけで、上司が勘違いして叱り、それに対して部下が不満を持つことで関係性が崩れることを防ぐことができます。
上記のように、報連相ができていないと決めつけるのではなく「報連相ができていないと感じたけど、何かあったか」を確認する会話を挟むだけで違います。これに対して、部下が忘れていただけであれば叱る必要がありますし、トラブル対応が急に入りそちらを優先させていたため報告ができていなかったなどであれば、今回は仕方がないという結論に至ります。
事実確認をした上で、相手の起こした行動に対して叱ります。ここは褒め方と同様です。
事前に決めたこと、同意が取れたことに対して、できないことへの叱るという行為には納得感があります。反対に曖昧に叱られてしまうと「結局、なんで叱られたんだろう」という印象が相手に残るため逆効果です。
叱る際は、相手の行動に対して叱るようにしましょう。
叱る際に気をつけたいことが、パワーハラスメントと受け取られないようにすることです。
以下を注意することでパワハラと受け取られづらくなります。
チェックポイント | 内容 |
---|---|
指導や接し方が正当な業務目的である | 人格否定ではなく、業務遂行を目的とした叱りであるかを考えましょう |
業務の適切な範囲内である | 正当な業務目的だとしても、その手法が行き過ぎているとパワハラとなります。叱り方や指導方法が適切かどうかを考える必要があります |
相手の価値観を考えたフィードバックである | 相手の価値観と自分の価値観は一緒ではない、という前提のもとで叱りましょう。自分のころはこうだったという叱り方は適切ではありません。相手の目線も重要だということを認識していく必要があります。 |
人格否定は絶対にしない | 「存在の否定」「能力の否定」「可能性の否定」「バックグラウンドの否定」これら4つの否定は避け、具体的に行動のみを叱るようにします |
正しく、効果的な褒め方・叱り方を理解し実践することで、相手の成長やハラスメント予防を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 褒め方・叱り方研修【適切なフィードバック方法を習得する】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 褒め方強化研修 半日編【短時間集中】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 セミナー型 褒め方・叱り方研修【短期間集中】 | 1.5時間 (変更可) | |
eラーニング動画講座 褒め方・叱り方研修 | 41分 |
部下が更に成長するために、部下の成長段階を理解し、割り当てるべき業務を与え、支援し、より効果的な育成を目指す研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 部下育成・後輩指導研修【適切な指導ができるようになる】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 部下育成のための指示方法研修【着実な成長を促す】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 仕事の任せ方研修【部下を育成し、自身の時間をより重要な業務へ】 | 6時間 (変更可) |
面接の中で、相手に信頼してもらえるような話の聞き方を身に付け、部下に対して周囲への相談援助が実践できるようになるための研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 キャリアデザイン支援研修【適切なキャリア支援を行う】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 1on1ミーティング力強化研修 【面談スキルの高い社員を育てる】 | 6時間 (変更可) |
部下育成にとって必要な、モチベーション管理、目標設定、行動計画の管理などコーチングスキルとして必要な要素を伸ばす研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 コーチング研修【部下の意見を引き出すスキルを磨く】 | 6時間 (変更可) |
パワーハラスメントについての基礎知識を身に付け、予防と発生時の対応の両面からスキルを学びます。適切な叱り方についても扱っていきます。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 パワーハラスメント対策研修【半日研修】 | 3時間 (変更可) | |
一社研修 セミナー型 パワーハラスメント防止研修【職場でのパワハラを未然に防ぐ】 | 2時間 (変更可) |
目標設定と正しい評価方法を理解する研修です。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 評価者基本研修【管理サイクルと方法論を理解する】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 評価者面談研修【短時間集中】 | 4時間 (変更可) |
仕事をよりスムーズに進めるために、社内でのコミュニケーションを円滑にする研修です。階層、コミュニケーションのシーンに応じた研修を用意しています。
研修タイトル | 想定研修時間 | |
---|---|---|
一社研修 コミュニケーション基礎研修【相手との信頼関係を築く】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 合意形成研修【コンセンサススキルを強化する】 | 6時間 (変更可) | |
一社研修 ロジカルコミュニケーション研修【実践重視】 | 6時間 (変更可) |
リスキルの褒め方・叱り方研修には次のような特徴があります。
褒める、叱るというようなコミュニケーション方法について、社内の研修で扱うケースは少なく、どうしても個人の既存スキルや経験に頼ってしまうものです。研修を通して褒める・叱るをスキルとして学ぶことで、社内全体のコミュニケーションスキルや上司と部下との関係性向上が期待できます。
リスキルの褒め方・叱り方研修では、基本の褒め方と叱り方を学んだ上で「このようなケースの場合には、どのようにフィードバックすれば良いか」を考えるワーク・演習を用意しています。
頭でわかっていても、言葉や行動で褒め・叱ることができなければ意味がありません。具体的に職場で発生しがちなシチュエーションを事例として挙げ、「自分ならどうするか」を考えてもらうことで実践的にスキルを身に付けることができることも、リスキルの研修の特徴です。
褒める・叱るの前提となるものに、普段からコミュニケーションがあります。日頃からコミュニケーションを取っていない人に褒められても嬉しくありませんし、叱られても改めたいと思わない場合もあります。
特に、ビジネスシーンでは上司から部下への褒め・叱りが必要となる場面が多いため、研修を通して現状の関係性を振り返り、普段の部下とのコミュニケーションを見直すきっかけとすることができます。
次のカリキュラムは褒め方研修・叱り方研修に属する褒め方・叱り方研修【適切なフィードバック方法を習得する】のカリキュラムです。研修の流れの例としてご参考ください。
01部下への接し方の基本理解
部下への接し方について基本を理解する
02適切な叱り方を理解する
叱り方について理解し、実践する
LAST適切な褒め方を理解する
褒め方について理解し、実践する
研修を受講した方から、研修後のアンケートにて以下の感想をいただいております。
はい、可能です。褒め方研修・叱り方研修の実施可能時間に合わせて、1時間~6時間内での調整が可能です。短い時間のため、既存の研修プログラムからどれを選出し編成するか、ご相談しながら組み立てていきます。なお、短時間にしたことよる研修費用についてはお問合せください。
お見積りは各研修ページより請求できます。簡単な情報だけ入力いただければ、メールアドレス宛にすぐに届くため、手軽に利用できます。 なお、研修時間や日程を増やした場合の費用感や短くした場合の価格については個別にお問い合わせください。
はい、ございます。上手く接する力、を分解すると「基本的なコミュニケーション力」「話を引き出す力」「言いづらいことも上手く伝える力」の3つに分かれます。以下が該当する研修テーマです。
- 全般的なコミュニケーション力の底上げ:社内コミュニケーション研修
- コーチングスキルを磨く:コーチング研修
- アサーティブに接する力を磨く:アサーティブコミュニケーション研修
基本的なコミュニケーション力なら前者、上手くコミュニケーションを取るということであれば2・3番目がおすすめです。
いいえ、ございません。リスキルの褒め方研修・叱り方研修では事前の課題提出や、事後の感想・レポート・報告書の提出などはございません。研修時間内で完結します。なお、研修終了後3~5分で終わるアンケートについては実施いたします。
はい、可能です。リスキルの褒め方研修・叱り方研修は組み合わせ自由です。
- 何日間の研修を実施したいか
- 学習させたい研修内容は何か
- 受講生(従業員様)はどの層か
など、ヒアリングさせていただいた上で、適切な研修をご提示いたします。
はい、リスキルの研修は全国各地で実施可能です。開催場所についてご不安な点があれば、お気軽にお問い合わせください。対象地域:北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,新潟県,富山県,石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県
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