ブレンディッド・ラーニングとは、e-Learningと集合研修というような複数の手法を組み合わせ、それぞれのメリットを生かした研修スタイルのことをいいます。
研修にはe-Learningやモバイルラーニング、インフォーマルラーニング、対面型学習、職場内研修など、さまざまな手法があります。
こうした研修を目的に合わせて組み合わせるのが、ブレンディッド・ラーニングです。以下に組み合わせの一部をご紹介します。
・e-Learning+集合研修
事前に習得しておくべき知識をe-Learningで習得し、それをもとに集合研修でディスカッションやワークを行います。
・集合研修+e-Learning
集合研修で学んだ内容のフォローアップとしてe-Learningを実施します。上述のe-Learning+集合研修ともに、従業員の理解を深めるための組み合わせです。
・集合研修+e-Learning+職場内研修
集合研修で学んだ知識の理解度をe-Learningで試します。さらに職場内研修を行うことで、従業員の行動変容を目指します。
e-Learningは、場所や時間を選ばず自分のペースで学習できるというメリットがある反面、講師やほかの受講者との交流がなく、モチベーションの維持が難しいというデメリットがありました。
一方、集合研修は納得がいくまで質問でき、スキルアップすることはできますが、知識習得には向かないという面があります。
ブレンディッド・ラーニングは、こうしたそれぞれの研修スタイルのデメリットを補足し、業務に必要な知識やスキルを定着させ、組み合わせによっては行動変容も可能にします。