e-Learning(イーラーニング)とは、パソコンやスマートフォンを使ったオンライン学習のことです。eラーニング動画講座のように、動画や文章、図などで作成されており、10分程度のコンテンツを組み合わせ1つのコースとされている場合が多くあります。一般的に、コースの最後には受講者の理解を確認するためのテストが用意されています。
受講者のメリットとしては、場所や時間を選ばず、自分のペースで学習できることです。eラーニングはモバイルにも対応しているため、継続して研修が受けられます。また、コースの最後のテストで自分の理解度を確認できるため、繰り返し復習することも可能です。
ただし、講師やほかの受講者と交流できないため、モチベーションの維持が難しく、わからないことに対し質問ができないというデメリットもあります。
企業側のメリットは、研修のための場所や時間、講師を確保する必要がないため、コスト削減につながります。しかもコンテンツが統一されているため、変更や修正も簡単です。また、学習内容の統一化により、大勢の従業員に同じ品質の研修を受講させることができます。従業員の成績情報や学習履歴の管理が簡単になるというメリットもあります。
一方、集合研修のように同期同士で顔を合わせる機会が少なくなるというデメリットもあります。最近は受講者同士が情報交換できるLMSもあるので、こちらを活用することを検討してもよいでしょう。
e-Learningにも「経験学習」のニーズが広がっています。その一つがVR(virtual reality)やAIを活用したe-Learningです。例えば、クレーマー対策の学習であれば、VRを活用して起こりえるトラブルを模擬体験します。VRで体験しておくことによって、実際の問題発生時に冷静に対応する方法が学べます。