人材ポートフォリオとは、事業戦略の達成に必要な人材をタイプ別に分類し、人材の過不足や必要になるタイミングなどを分析する手法です。
人材ポートフォリオは、従業員の人材配置や育成などに活用できます。
ポートフォリオは、書類入れという意味の言葉です。それが有価証券の保管に使われるようになったことから、企業や個人の株式、債券、不動産などの組み合わせを指すようになりました。
最近では、その概念が人事の分野にも拡大しています。
とくに正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトといった雇用形態や、時短勤務・テレワークのような働き方の多様化が進む企業で、人的資源を見える化し、採用、人材配置を考えるうえで効果的な手法として、人材ポートフォリオが用いられています。
人材ポートフォリオを活用することで、部門別の人材の過不足、各従業員の能力などを把握できるようになります。
適材適所の人材配置や無駄のない人材確保のプランがたてられるようになるため、人件費の削減も実現できます。
ただし、人材ポートフォリオを作成する際は、従業員の意向をヒアリングする必要があります。望まない部署への異動によってモチベーションが低下し、最悪の場合は離職してしまう可能性があるためです。
人材ポートフォリオを作成する際には、リーダーシップを発揮するマネジメント人材、専門スキルをもつクリエイティブ人材、特定分野のスキルをもつエキスパート人材、事業計画を運用するオペレーション人材に分類するとよいでしょう。
企業の事業戦略と従業員の要望・能力を照らし合わせることによって、最適なキャリアプランを従業員に提示することもできるようになります。