リーダーシップとは、目標達成のために、チームや部下、同僚などを先導して課題解決を促し、成果を出すことをいいます。
アメリカの経営学者ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、リーダーシップは「仕事・責任・信頼」であり、先天的なカリスマ性とは関係なく、誰でも発揮できる可能性があると提唱しています。
リーダーシップを発揮するためには、組織の目標を明確にし、メンバーに共有しなければなりません。また、目標達成のために優先順位や基準を決め、その体制を維持する必要があります。
さらにリーダー自らがメンバーの規範として行動することが重要です。
もし、部下が失敗したとしても、リーダーはその責任をとる覚悟を持っていなければなりません。
失敗に対して部下を責めるのではなく、軌道修正したり、フォローしたりすることが大切です。
リーダーが、リーダーシップを「仕事」と「責任」ととらえることで、部下もリーダーを信頼し、自律的にサポートするようになります。
リーダーシップは、リーダー職や管理職のみに必要とされる能力ではありません。役職のない若手社員や中堅社員にも求められる能力です。
リーダーシップを養うには、コミュニケーションスキルを身につけるとよいでしょう。その代表的なものが傾聴力やペーシングなどです。コミュニケーションスキルを上手に活用しながら、メンバーとの信頼関係を築きましょう。
また、日頃から意思決定を意識するのもおすすめです。どんな小さな仕事でも、効率的なやり方や優先順位などを考え、行動に移すとよいでしょう。