インタラクションマネジメント(インタアクションマネジメント)とは、組織目標を達成するために、従業員各自のリーダーシップを強化・育成するプログラムです。
インタラクションマネジメントは、従業員それぞれが自分の役割を理解し、意欲をもって行動することによって、期待以上の成果を上げることを目的にしています。
リーダーシップというと、管理職やリーダー職に求められている能力のように思われがちですが、実はそうではありません。
リーダーシップの定義は、目標達成のためのビジョンを組織で共有してパフォーマンスを上げ、問題点を解決しながら成果を出す能力のことをいいます。
組織全体、またはチーム全体で成果を出すためには、従業員各自がリーダーシップを十分に発揮することが求められます。
リーダーシップはもとから備わっている能力ではありません。成果を上げるための自分の立場を認識すれば備わってくるものです。
インタラクションマネジメントを取り入れることで、従業員のリーダーシップを引き出すことができます。
リーダーシップを発揮するために、最も重要視されるのはコミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力を高めるためには、上司や部下、同僚、先輩、後輩など、まずは自分から積極的に声をかけ、人の言葉に耳を傾けることが大切です。
また、不測の事態が発生しても臨機応変に対応できる能力も求められます。自分が率先して動き、メンバーとともに自分も成長していこうとする姿勢を見せることが重要です。
ほかにもリーダーシップのポイントはさまざまありますが、こうした能力を育成するのがインタラクションマネジメントです。
インタラクションマネジメントによって、組織全体のモチベーションが向上するため、離職率が下がります。
また、マネジメントに不慣れな一般社員がリーダーに昇進した際、なかなかリーダーシップを発揮することができず、失敗してしまう可能性もあります。
しかし、インタラクションマネジメントを実施していれば、一般社員から管理職まで幅広くリーダーシップを習得でき、いざという時の準備にもなります。