企業が行うグループワークとは、課題について話し合い、導き出した結果についてプレゼンを行うことです。
主にコミュニケーション能力やリーダーシップなどを向上させるために行います。
グループワークは、受講者一人ひとりの成長を目的に実施されるものです。受講者同士でそれぞれの情報や経験を共有し、課題の解決方法を考えます。
グループワークで評価するのは、アサーティブなコミュニケーションや協働姿勢、傾聴力、受講者個々のスキルなどです。受講者それぞれの主体性を引き出し、共感力を高めます。
グループディスカッションは、あるテーマについてグループで討論し、最終的な結論を発表するまでのことをいいます。
グループディスカッションによって、受講者のコミュニケーション能力や人柄などを評価します。
一方、グループワークは、グループディスカッションで導き出した結果をプレゼンするところまで行うプレゼン型グループワークと、制限時間内で成果物を形にする作業型グループワークがあります。
どちらも、結果や完成度よりもその過程における姿勢を評価します。
まずはグループワークの目的を明確にすることが大切です。それに基づいて評価基準とテーマ、ファシリテーターを決めます。
ほかにもグループワークを行うための施設や運営スタッフの確保、資料などの準備が必要です。
グループワークは主に採用時の面接や新入社員研修などで行われます。形態はさまざまで、ペアで話し合うこともあれば、5~6人のグループで取り組むこともあります。
グループワークによって、受講者それぞれの得意・不得意が明確になり、お互いを補い合うコミュニケーションスキルが培われます。また、それぞれが自分に向いている役割を理解できるようになります。