アクティブリスニングとは、話している相手の言葉の中にある気持ちや考えを理解し、その本質を明確にすることで、問題解決に導く聴き方のことです。積極的傾聴ともいわれるスキルで、アサーティブコミュニケーション研修などでもよく活用されます。
アクティブリスニングは電話応対はもちろん、マネジメントにも応用できます。
・話し手の情報を十分に収集することができる
・話し手の言葉の中にある本質を理解できるようになる
・対応してほしい内容の優先順位をつけることができる
・話し手のストレスを和らげる効果がある(人は吐き出すと楽になる)
・会話の主導権を握ることができる。特に話が長くなりがちな相手のときには重要である
アクティブリスニングは、上司から部下へのコミュニケーション手段としても活用できます。良好な人間関係を築くことで、迅速な問題解決や生産性向上を実現します。
相手の話を聴く時は、納得できない点を否認したり、何でも是認したりする態度は避けなければなりません。
また、ただ一方的に聴いているだけでは、必要な情報を得らえないだけでなく、真剣に話を聴いていないと判断されることがあります。
話し手の伝えていることや考えていることに対して評価を下さず、ありのままを受容しようとする姿勢のことです。
まずは相手を評価したり否定したりせずに受け入れます。
話し手の立場に立って、相手と同じ目線で物事を理解しようとする姿勢のことです。
共感されてはじめて人は相手を信頼するようになります。
自分自身を飾って見せたりしないようにする姿勢のことです。
アクティブリスニングの目指すところは、あくまでも「最終的には、話し手と聞き手が“お互いに”納得してコミュニケーションを終える」ことです。わからないことはわからないと伝え、お互いの認識を一致させます。
アクティブリスニングを取り入れることで、社内や取引先などとのコミュニケーションの活性化が期待できます。
円滑な人間関係を築くためにも、アクティブリスニングは必須のコミュニケーションスキルといえるでしょう。