アセンブリーゲームとは、ラボラトリー・トレーニングの一つでグループの各メンバーに配られたピースを協力し合って組み立てるゲームです。
不明瞭な状況でお互いの行動を推測し、自分の行動が他人に与える影響を認識することを目的としています。
アセンブリーゲームの目標は、それぞれのピースを組み合わせて、全員が同じ形のものを作ることです。全員が協力しないと作業が進まないようになっています。
ピースを組み立てる際には、声を出したりジェスチャーで意思を伝えたりすることは禁じられています。
また、ほかの人が持っているピースを欲しがってもいけません。許されているのは自分のピースをほかの人に渡すことだけです。人から渡されたピースを必ず受け取るのもルールの一つです。
アセンブリーゲームを実施する時は、十分な時間を設定しましょう。ゲームが終わったら、グループ内で気づきや感想を話し合うことが大切です。
楽しい雰囲気で研修が進むため、受講者は主体的に課題に取り組めます。
アセンブリーゲームを通して協調性や積極性が育まれ、メンバー同士のコミュニケーションが構築できます。
ただし、ゲームの目的を明らかにしないと、研修の意図が理解されず、単なるゲームで終わってしまう可能性があります。
アセンブリーゲームの最後には、講師による振り返りの時間を設けることが重要です。
アセンブリーゲームでは、課題の達成はチームの協力なしには得られないこと、一方通行のコミュニケーションでは相手に伝わらないこと、積極的に行動を起こすことの大切さなどを学習します。
また、自分が行動したことによって、他人の感情や行動にどのような影響を及ぼすのかが理解できるようになります。