コンセンサスゲームとは、与えられた課題に対してグループ全員で話し合い、コンセンサス(合意)を形成するゲームです。
主にビジネス研修のグループワークとして用いられています。
コンセンサスの意味は、複数の人の合意、意見の一致です。関係者それぞれの意見をまとめ、全員が納得する結論を導き出します。
コンセンサスゲームの目的は、受講者同士でコミュニケーションを活発に行い、自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることです。
また、結論を導くための論理的な思考、情報の整理力を向上させることも重視しています。
コンセンサスゲームは、コミュニケーションやコーチング、チームビルディングなどの研修、新卒・中途採用の集団面接で採用されています。
研修によってさまざまですが、コンセンサスゲームはだいたい4~6名でグループになります。
ルールの説明を受けたら、まずは自分で考えます。所要時間は5~10分程度です。その後、グループでそれぞれの結果を提示し合い、ディスカッションします。グループでの話し合いは20分くらいです。
全員が納得のいく結論を導き出したら、グループごとに発表します。
コンセンサスゲームの代表的なものとしては、NASAゲーム、砂漠からの脱出、9人のポジションがあります。
生き残るために必要な道具の優先順位を決めるもの、メンバーそれぞれに与えられたわずかな情報を共有し、野球チームのポジションを推理するものなどさまざまです。
さらに、コンセンサスゲームには正解がないものもあります。正解があるものは、コンセンサス形成を目的にしていますが、正解がないものに関しては、コンセンサスを形成するプロセスを重視しています。