ビジネスモデルとは、企業が製品やサービスを提供し、利益を継続的に生み出すしくみのことをいいます。
ビジネスモデルには利益を生み出すことのほかにも、価値の創造やビジネスを支える構成要素に着目する考え方もあります。
ビジネスモデルは、「Who(顧客は誰か)」「What(何を提供するのか)」「How(どのように提供するのか)」「Why(なぜ利益を生み出すのか)」の4つの要素で構成されます。
商品やサービスを誰に提供するのかということを明確化します。既存顧客はもちろん、顕在化していないニーズや課題に着目し、将来顧客になり得るターゲットを設定します。
顧客が対価を支払う価値は何なのかを分析することも重要です。そのためには、顧客目線に立って、今後どのようなニーズが顕在化するのかをあらゆる角度から検証する必要があります。
集客方法や生産方法など、顧客に製品やサービスを提供するまでの業務プロセスを明確にします。
収益や経営資源の回転率、目標利益率などを検討し、利益を生み出す仕組みを確定します。
ビジネスモデルの全体像を把握するのに役立つのが、「ビジネスモデルキャンパス」というフレームワークです。
ビジネスモデルキャンパスは、ビジネスモデルを9つの要素に分解し、それぞれの要素がどのように関わっているのかを検証するものです。
ビジネスモデルの要素は以下の通りです。
・顧客セグメント
・価値提案
・チャネル
・顧客との関係
・収益の流れ
・リソース
・主要活動
・パートナー
・コスト構造
ビジネスモデルは論理的に設計することが大切です。まずは「顧客セグメント」「価値提案」を設計し、それに関連する要素を導きだしていきましょう。