ブロックゲームとは、主に内定者や新入社員、若手社員を対象にしたビジネスシミュレーションゲームです。
所定の時間内で見本のブロックと同じものをメンバー同士が協働で組み立て、ほかのグループと勝負を競います。
ブロックゲームは、ゲームを進めながらメンバーの役割分担やコミュニケーションの取り方、作業効率化などを考えます。
ブロックゲームには、ブロックを組み立てた後、ほかのグループと商談して販売・購入を行い、購買や意思決定、管理会計といった経営のポイントを体験できるものや、メンバーそれぞれが所有する情報をもとに、一つの完成形を作り上げていくコミュニケーション主体のものなどがあります。
ゲームの内容によりますが、メンバーは4~7名程度、ブロックの組み立て作業はだいたい15~20分です。
ブロックゲーム実施後は、課題達成までのプロセスや結果をグループまたは受講者全員で振り返りを行います。
ブロックゲームの利点は、受講者の個性や価値観を把握できるところです。
受講者にとっても、勝負をつけられるため夢中になりやすく、目標や状況認識の共有、相互理解、サポート、リーダーシップ、コミュニケーションといったチームビルディングの基本が理解できるというメリットがあります。
また、報告・連絡・相談する際には、相手にわかりやすく伝える能力や、傾聴力の重要性も学べます。
ただし、ブロックゲームへの参加意識の低い受講者や、自分の意見を押し通す受講者がいると、グループ全体の意欲が下がってしまいます。
ブロックゲームを始める前に、目的やルール、得られるメリットなどを受講者に理解してもらうことも大切です。