オワハラは、「就活終われハラスメント」の略で、企業が内定を出した学生に対して、他の企業への就職活動を終えるように圧力をかける行為です。
具体的には、企業が学生に対して「他社の面接を辞退してほしい」や「これ以上活動を続けると内定を取り消すかもしれない」といった形で、学生の選択肢を制限する行為が含まれます。
このような行為は、学生が最適なキャリア選択をする妨げとなり、就職活動において問題視されています。
採用競争が激しい中、企業は優秀な学生を早めに確保したいという思いから、内定を出した学生に対して他の企業との選考を止めさせるよう圧力をかけることがあります。特に人気業界や企業間での競争が激化している場合、このような傾向が強まります。
学生は本来、複数の企業を比較して自分に合った就職先を選ぶべきですが、オワハラを受けることで、決断を急かされ、他の選択肢を十分に検討できなくなるリスクがあります。その結果、就職後に後悔する可能性もあります。
企業が学生に対して、他社の面接や選考を辞退するよう求める行為。これにより、学生は複数の企業を比較する機会を奪われます。
企業が早期に内定式の参加を求め、その日に他の企業の選考を受けられないようにすることがあります。
学生に対して頻繁に電話やメールで連絡を取り、他の企業の選考に参加しづらい状況を作り出すケースもあります。
オワハラに関連する形で、「推薦状ハラスメント」という言葉も問題視されています。推薦状ハラスメントは、大学や教授が企業に推薦状を出す際に、特定の企業に就職することを強制するような圧力を学生にかける行為です。
このような状況では、学生は自由に就職先を選ぶ権利を侵害され、将来のキャリアに影響を及ぼすことがあります。
「推薦状ハラスメント」についてはこちらの記事でも詳しく紹介されています。
→ 理系学生は要注意!オワハラの上を行く後付け推薦の実態