クロスファンクショナルチームとは、全社的な問題解決のために、役職や部門などの枠にとらわれず、また専門知識を有する社外の人材を招いて構成するチームのことです。CFTともいいます。
クロスファンクショナルチームは、基本的には短期のプロジェクトですが、内容によっては継続される場合もあります。
クロスファンクショナルチームは、もともと日本企業が行っていた社内コミュニケーションをアメリカが理論化したものです。
部門を超えて情報を共有し、協働体制を構築することが高いパフォーマンスを生み出すと考えられ、マネジメントツールとして確立されました。
クロスファンクショナルチームを導入することにより、部門それぞれのもつ情報や強みを生かした解決策を見出すことができます。さらに、社外の人材を招くことで新しい知見やアイデアを得ることも可能です。
もちろん、クロスファンクショナルチームで立案された解決策は現場で生かさなければ意味がありません。
クロスファンクショナルチームに参加するメンバーは、各部門からまんべんなく選出し、各現場が実行しやすい内容にすることも重要です。
まずは、メンバーと意見を調整するリーダーを選び、クロスファンクショナルチームの目的やミッションの共有、スケジュール、与えられる権限、ルールの確認などを行います。
あらゆる情報を収集し、議論を交わしながら施策を検討します。クロスファンクショナルチーム結成当初は、チームがうまく機能しない場合があるため、リーダーは議論を活発化させるためのサポートを行う必要があります。
施策がまとまったら現場に落とし込みます。できれば、どのような成果をあげたのかを測定するとよいでしょう。