ヒューマンアセスメントとは、従業員の能力や特性、職務の適性、業績測定などを外部委託のワークショップ型研修によって評価することをいいます。
ヒューマンアセスメントは、昇進・昇格をはじめ、人事異動、新卒の採用、能力開発、キャリア研修などに活用されています。
ヒューマンアセスメントで用いられる代表的なものが、360度評価、適性検査、インバスケットなどです。
360度評価とは、上司をはじめ、同僚、部下、人事担当者といった立場や関係性の異なる人間が、1人の対象者をさまざまな角度から評価することをいいます。
360度評価は多面評価ともいわれ、評価対象者の行動特性を把握するために行われます。
適性検査は、評価対象者のパーソナリティーや行動特性、企業との適性を把握するための検査のことをいいます。
適性検査には、評価対象者の人柄や仕事の適性がわかるSPI、処理能力、性格、行動がわかるクレペリン検査などがあります。
インバスケット・ゲームは、架空の主人公になりきって、複数の案件を制限時間内で処理する思考訓練のビジネスシミュレーションゲームのことをいいます。
インバスケット・ゲームでは、優先順位のつけ方、問題発見・分析能力、判断力などを評価します。
ヒューマンアセスメントは、第三者によって公平に評価されるため、従業員の納得度も高いといわれています。
ヒューマンアセスメントを実施することによって、従業員の専門的なスキル、リーダーシップ、コミュニケーション能力、発想力、折衝能力、情報収集力、積極性などを見極めることができます。