フレームワークには「枠組み」「構造」といった意味があります。
ビジネスの場面で使われるフレームワークとは、戦略立案や問題解決、分析、意思決定をするための思考ツールのことです。
フレームワークは、トラブルの解決や課題を特定する場合に役立ちます。以下は代表的なフレームワークです。
3Cとは、自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)の3つの頭文字からとったものです。
3つの関係性から、現状を分析し経営戦略に生かします。
自社:企業理念やビジョン、事業・製品の現状、経営資源 など
顧客:顧客の購買行動、業界の市場規模、市場の成長性 など
競合:競合の特徴と業界のポジション、新規参入の脅威 など
企業を取り巻く環境を分析するフレームワークです。新規事業参入時の分析などに用います。
SWOT分析のSWOTとは、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)のことをいいます。
SWOT分析は内部環境(強み、弱み)、外部環境(機会、脅威)に分類し、さらに強みと機会をプラス面、弱みと脅威をマイナス面に分けて分析を行います。
4P分析は、自社製品やサービスのマーケティング戦略を検討するためのフレームワークです。
商品(Product)、価格(Price)、販促(Promotion)、流通(Place)の4つのPから、訴求方法を導き出します。
フレームワークは、思考法が体系的にまとめられているため、効率的に分析することができ、アウトプットまでの時間を短縮できます。
また、視点の抜け・モレを防ぎながら論理的に考えられるようになり、メンバー間で思考を共有することも可能です。
ただし、フレームワークに当てはめることが目的になってしまい、フレームワークが完成した時点で思考をストップしてしまう可能性もあります。