ロジックツリーとは論理構成を可視化し、見えやすくした樹木上の図のことです。ロジックツリーは論理的思考の基本となります。
ロジックツリーは問題を解決したり、ターゲットを明確にしたりする際に利用できます。ロジカルシンキング研修などでも活用されるフレームワークです。
ポイントはツリーを分岐する際に、できる限りMECEを意識することです。MECEを意識することで、問題の本質が間に落ちることが無くなり、より効果的な分析ができるようになります。
ロジックツリーには次のような利点があります。
• 構造的に考えることがしやすくなる
• 明確なため、人に説明がしやすい
• 論理的な正しさを確認しやすい
これらのことから、論理的な説明を行うときには多くの場面で用いられ、有用なツールになっています。ロジカルシンキングを学ぶ上でも必ず登場します。
マーケティングとロジックツリーは相性がよく様々な場面で利用できます。
例えばターゲットを選定する際に用いたり、問題部分を見つけて効果的な施策を打つために用いたりと、マーケティングを実施する上で、身につけておきたい方法論になります。
上記の例であれば、「男性が減っている→23歳以上の大人が減っている」と分析ができれば、23歳以上の男性が減っている原因を探り、問題解決や新規提案を行えばよくなります。
例えば、男性人気が高いゲームの企画を導入してみるなど、解決策が具体的になります。
似た概念でピラミッドストレクチャーがあります。形も似ていますが、意味合いは違います。
ロジックツリーは以下のときに使われます。
・目的となる対象を構成要素に分解していくイメージ
・モレなくダブりなく要素を洗い出す(MECE重視)
・分析、検討によって問題を解決したいときなどに使う
ピラミッドストレクチャーは以下のときに使われます。
・主張が正しいと言えるための理由を組み立てていくためのツール
・モレなくダブりなく要素を洗い出すのではなく、案がたくさんあるようなイメージ
・説明、説得をしたい場合に使われる
用途が違うのを覚えておくと、よいでしょう。