バランス・スコア・カード(Balanced Score Card)はBSCともいわれており、従来の財務指標に、非財務の顧客・社内プロセス・学習と成長といった3つの視点を取り入れ、業績を評価する経営手法のことをいいます。
戦略や計画を組織や従業員と共有しやすく、目標を数値化して設定できるという利点があります。
収益性の向上を目的にしています。売上アップやコストの低減などを目指します。
新規顧客の獲得・既存顧客のリピート率アップのために顧客満足度を上げることです。
収益性、顧客満足度の向上のために、社内プロセスを見直し、生産性を高めます。
目標を達成するために、従業員満足度を上げ、スキルアップを図ります。
バランス・スコア・カードは以下の手順で実践します。
企業のミッションやビジョンを明確化します。
バランス・スコア・カードの4つの業績指標(財務、顧客価値、社内プロセス、学習・育成)を決定し、KGI(重要目標達成指標)を定めます。
その際、社内外の強みや弱み、今後起きそうな問題点などを分析し、KSF(重要成功要因)を洗い出しましょう。
次に行うのがKPI(重要業績評価指標)の設定です。KPIはバランス・スコア・カードの4つの視点それぞれに設定します。
ターゲットおよび具体的な数値を設定し、KPIを達成するための具体的な計画をたてます。
事業部や従業員個人などに展開し、バランス・スコア・カードを日々の業務に落とし込みます。
必要であれば、従業員を教育したり、プロセスを改善したりします。
業績と戦略を評価し、検証と調整を行います。