リスキルラボ アルバイト採用のポイントを紹介【求職者からの応募数を増やす】

採用研修
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正社員を採用するほどではないものの人材がほしい。そのときに用いられるのが「アルバイト採用」だ。正社員よりもアルバイトが多い企業も珍しくない。しかしアルバイトの募集をかけても、応募者が来ないケースもある。

仕事の選択肢が広がった現代では、適当に求人を載せるだけで応募者を集めるのは難しい。本記事ではアルバイト採用の重要性や手法を解説しながら、抑えるべきポイントを紹介する。

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アルバイト採用の重要性

はじめに、アルバイト採用の重要性を2つの視点から解説する。

サービスを維持するために重要

アルバイトを多く確保できれば、繁忙期でも人員を補充できる。人手不足に陥らない状況ができれば、サービスの質を下げずに済む。よって、サービスを維持する上でアルバイト採用は重要だと言える。

社員の負担を抑えるのに重要

アルバイトがいない職場では、社員が全ての業務を行う。しかし、この状況が続くと社員の負担が増える。結果、体調不良を起こす社員が続出してしまう。社員数が少ない企業だと、社内業務が止まるかもしれない

しかしアルバイトを採用できれば、一部の作業を別の従業員に振れる。結果、社員の負担を減らすのに役立つ。

アルバイトの採用手法

ここではメリットとデメリットを交えながら、アルバイトの採用手法を紹介していく。

チラシでの募集

チラシを対象の世帯に配布することで、アルバイトの募集を知らせる。チラシの配布は外注する場合もあれば、自社で行う場合もある。メリットとデメリットは以下の通りだ。

メリット

メリットは、範囲を決めてチラシを配布できることだ。「店舗から半径3km圏内」といった形で場所を絞れるため、近場の方へ宣伝したいときに役立つ。

デメリット

デメリットは、情報量が少ないことだ。載せられる情報量が決まっているため、細かい内容まで伝えられない。載せたい情報が多いと、何を載せるべきか迷ってしまう。他に、枚数が増えるにつれてコストがかかるのもデメリットだ。

求人媒体での募集

他社が運営している求人媒体に自社の求人案件を掲載して、アルバイトを募集することだ。人材会社が運営している求人サイトや、ハローワークなどで求人を載せる場合もあれば、求職説明会などでブースを出展する場合もある。

メリットとデメリットは以下の通りだ。

メリット

メリットは、多くの方に見ていただけることだ。有名な求人媒体であるほど、閲覧者は増える。さらに求人媒体を運営する企業からアドバイスをいただけるため、アルバイト採用の経験がない方も利用しやすい。

デメリット

デメリットは、採用の有無にかかわらず使用料金がかかることだ。ごくまれに無料で利用できる媒体もあるが、基本的には有料だと思った方がいい。価格帯は数千円~数十万円と幅広い。

求人検索エンジンへの掲載

求人検索エンジンとは、ネット上に掲載されている求人情報を集めて、それを閲覧できるようにしたサービスのことだ。例えば『jobda』も求人検索エンジンの1つである。

あるサービスでは、好きなキーワードと勤務地を入力することで、条件に合った求人が現れるようになっている。メリットとデメリットは以下の通りだ。

メリット

メリットは、費用を抑えられることだ。無料で掲載できるサービスもあるため、お金に余裕のない店舗も利用しやすい。表示頻度を増やすには有料オプションを使わなければいけないものの、予算に応じて使うタイミングを選べる。そのため、支出額のコントロールが楽だ。

デメリット

デメリットは、他社の求人に埋もれる場合があることだ。対象のキーワードで検索されても、自社の求人を見る方が少ないと、求職者は集まらない。

オウンドメディア・自社サイトでの募集

オウンドメディアや自社サイトで募集するパターンもある。閲覧者が多ければ、さまざまな方の目に入る。メリットとデメリットは以下の通りだ。

メリット

メリットは、外部のサイトに載せる費用が不要であることだ。自社のWebページを持っていれば、掲載料は発生しない。そのため、広告宣伝費の削減につながる。

デメリット

デメリットは、閲覧数を増やさないと応募者が来づらいことだ。効果を挙げるには長期的な取り組みが必要となる。

SNSでの募集

SNSでアルバイト採用するパターンもある。フォロワーが多いアカウントであれば、多くの方々に通知される。

メリット

0から始められるのがメリットだ。フォロワーが多ければ、大勢の方に見てもらえるため、応募者を集めやすい。

デメリット

デメリットはフォロワーが少ないと、閲覧されづらいことだ。フォロワーが多い方に共有してもらわない限り、大勢の方に見てもらうのは難しい。

求職者がチェックする内容

求職者は求人を見るときに、さまざまな箇所をチェックする。ここでは、求職者がチェックする内容を紹介していく。

給与

給与が安いと、その求人は除外される。給与の安さをカバーするために手当を載せて、支給額が多いことをアピールする企業も見られる。

仕事内容

仕事内容が割に合わなかったり、不向きだと思ったりすると求職者の関心は薄れる。さらに求職者がイメージできない仕事内容も、不安を与えてしまう。

勤務地

自宅近くの職場を探す方が多い。また、公共交通機関が発達している都会では車を持たない方が多いため、店舗から最寄駅までのアクセスの良さも見られるだろう。

シフトの柔軟性

シフトの柔軟性もチェックする。アルバイトの求人を探す方はシフトに融通が利き、フルタイムで出勤しなくて良い場所を探す。

たとえば求人に「週1~の勤務大歓迎」と載せると、求職者はシフトを調整しやすい企業だと感じる。結果、シフトの柔軟性がある会社だと認識してもらえて、応募者の増加につながる。

アルバイト採用のポイント

最後にアルバイト採用を成功させるポイントを紹介する。

時給相場の把握

時給相場を把握する理由は、他社の求人に求職者が流れないようにするためだ。求職者はさまざまな求人を比較する。業務内容が似ていれば、給料が高い方に応募する可能性が高い。

このような形で、求職者を逃すのはもったいない。その予防策として、時給相場は把握すべきだ。ちなみに時給相場を把握するときは、2つのことを行うと良い。

①同業他社の相場を調べる

近くにある同業他社の相場を調べると、近隣の会社の給料が分かる。同業他社の相場を知ることで、自社に合う給与を設定できる。

②市場の状況を調べる

市場の状況を調べる理由は、同業他社の相場に合わせて設定した給料で、求職者がやって来るか見極めるためだ。需要(求職者側)と供給(企業側)のバランスで、設定すべき給与は変わってくる。

需要の方が上回っていれば、求職者が多いため今の給与で良い可能性が高い。一方、供給側が上回っていた場合は人手不足であるため、給与を高く設定した方がいいと判断できる。

応募があったら、すぐに面接をセッティングする

すぐに面接をセッティングする理由は、応募者の熱が冷めないようにするためだ。求職者の熱が冷めると、面接の日程を設定しても辞退されるかもしれない。それを防ぐためにも、すぐに面接をセッティングすべきだ。

魅力的な求人になるよう記載方法に心がける

同じ表現でも、書き方1つで読み手の捉え方が変わる。求職者に興味を持ってもらうために、魅力的な求人になるよう記載方法に心がけた方がいい。記載方法の注意点は以下の通りだ。

仕事内容は具体的に書く

仕事内容は、具体的に書くことが大切だ。たとえば「事務作業全般」であれば「エクセル・ワードでの資料作成、電話の取次業務」と記載した方が求職者に伝わりやすい。ブラックボックス化の部分が減るため、採用後のミスマッチも防ぎやすい。

数字を盛り込んで説明する

数字を盛り込んで説明する理由は、内容に説得性を持たせるためだ。少しでも疑問を持たれると、求職者は離れてしまう。

仮にロールモデルを説明する場合であれば「アルバイト3年目、時給1200円、週3勤務」と載せるといい。待遇の推移が分かるため、安心して応募できる。

スキルアップできる環境であることを伝える

アルバイト経験で何か得たいと思う求職者もいる。そのような方を獲得するには、スキルアップできる環境が整っていることも伝えた方がいい。研修・教育制度の内容など、中身を載せることで、求職者の興味・関心を集められる。

安心して働けることをアピールする

安心して働けることをアピールした文章にすれば、応募するか迷っている方の背中を押すことになる。たとえば「未経験者多数」「アルバイト同士で助け合っています」と記載すると求人に対するハードルが下がり、応募者を増やせる。

面接時、職場見学の時間をつくる

面接時に職場見学の時間をつくる理由は、職場の雰囲気を知ってもらうためだ。職場を見てもらうことで従業員や職場の雰囲気を知ったり、自分が働いている姿を描いたりできる。そのため職場を気に入った方は、アルバイトとして働く。

ちなみに職場見学の時間をつくるときは、以下のことに注意するといい。

前もって従業員に、職場見学の日時を伝えておく

職場見学の日時を伝える理由は、従業員に職場の雰囲気を壊さないためだ。突然、職場見学を行うと従業員は戸惑い気味となり、空気が重くなるかもしれない。いつも通り仕事をこなせなくなり、求職者に違和感を与える恐れがある。

結果、求職者にマイナスの印象を与え、採用通知を出しても辞退されてしまう。従業員に心の余裕を持たせるためにも、職場見学の日時は前もって伝えるべきだ。

清潔感のある職場にしておく

ゴミやホコリが多かったり、デスクの上に書類が散乱したりしていると、職場が汚く見えてマイナスの印象を与える。それを防ぐためにも、清潔感のある職場にした方がいい。職場見学までに、清掃や書類の整理整頓などを行うといいだろう。

従業員と交流できる場を用意しておく

従業員と交流できる場を用意する理由は、現場で働く方の生の声を聞かせるためだ。現場の声を聞いて、アルバイトとして働くことを決意する求職者もいる。ちなみに求職者と交流させる従業員を選ぶときは、以下のことを意識するといい。

求職者との相性が良い従業員を選ぶ

仕事ができる従業員でも、相性が悪いと求職者にマイナスのイメージを与える。そのため、求職者との相性が良い従業員と交流させた方がいい。

コミュニケーション上手な従業員を選ぶ

人と話すのが苦手な従業員だと、求職者との間に沈黙が生まれてしまう。重苦しい雰囲気となり、働くのが嫌になってしまう。それを防ぐ意味で、コミュニケーション上手な従業員を選んだ方がいい。

まとめ

アルバイトを上手に採用すれば、時期に合わせて人員を調整したり、正社員の負担を抑えたりできる。結果、社内の業務が回り、成果を挙げやすくなる。ちなみにアルバイト採用には、下記の方法がある。

  • チラシでの募集
  • 求人媒体での募集
  • 求人検索エンジンへの掲載
  • オウンドメディア・自社サイトでの募集
  • SNSでの募集

それぞれメリットとデメリットがあるため、予算やアルバイト採用の緊急性などに合わせて、選ぶといいだろう。しかしアルバイト採用の手法にこだわっているだけでは、応募者は集まらない。アルバイト採用を成功させるには、抑えるべきポイントがある。

  • 時給相場の把握
  • 応募があったら、すぐに面接をセッティングする
  • 魅力的な求人になるよう記載方法に心がける
  • 面接時、職場見学の時間をつくる

さまざまな場所に求人を載せても、上記のポイントを抑えないとアルバイトを集めるのは厳しいだろう。アルバイトを確保できれば、仕事の進め方に幅が広がる。社内の生産性を上げるためにも、アルバイト採用に力を入れていただきたい。

この記事の監修者
リスキル事務局
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Q&A
  • アルバイトを確保すれば、人員を調整しやすくしたり、正社員の負担を減らしたりする効果が期待できます。よって、アルバイト採用は重要です。
  • チラシを配布したり、求人媒体や求人検索エンジン・オウンドメディアに載せたり、SNSで投稿したりなど、さまざまな手法があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて使い分けることが大切です。
  • 時給相場を把握して、同業他社と比べて安い給料に設定しないことが重要です。その他に、魅力的に感じる求人を載せたり、応募があった際はすぐに面接を設定したり、面接時に職場の見学をさせたりするのも忘れてはいけません。
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