ゲシュタルト心理学とは、人の精神はある一部分や要素から成り立つものではないため、全体性や構造を重視するべきという考え方です。
ドイツの心理学者であるマックス・ヴェルト・ハイマーらが提唱しました。
ゲシュタルト崩壊という言葉を耳にしたり使ったりしたことがあると思いますが、「ゲシュタルト」のもともとの意味は、「まとまり」や「形態」です。
ゲシュタルト崩壊とは、全体性が失われ、一つ一つの部分がバラバラに認識される現象のことをいいます。
ゲシュタルト心理学の概念は、デザインの分野やプレゼン資料の作成などに生かすことができます。
ゲシュタルト心理学の中核になるのが、プレグナンツの法則です。プレグナンツの法則はゲシュタルト要因ともいわれ、人がゲシュタルト(形態)を見る時の法則のことをいいます。
ゲシュタルト心理学の視点を取り入れた心理療法が、ゲシュタルト療法です。
ゲシュタルト療法はワークショップでも活用されており、人の成長を促すことを目的にしています。
ゲシュタルト療法では、主に自分自身の問題や気になることなどをテーマに、「今」「ここ」での気づきを得ることで、解決する力を見つけていきます。