マインドフルネスとは“今ここ”を大切にし、集中することをいいます。マインドフルネスは仏教の教えをもとにしており、自覚や気づき、覚醒などの言葉に置き換えることができます。
マインドフルネスの状態になる手段として、代表的なのがマインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想にはいくつかやり方がありますが、最もポピュラーなのが静座瞑想法です。疲れを感じた時に手軽に実行することができます。
静座瞑想法は、頭・首・背筋が一直線になるように姿勢を正し、肩と顔の力を抜きます。目は2m先くらいを眺めるか、軽く閉じましょう。
次は呼吸に集中します。まずは息を吐ききってから息を吸い込みます。“今ここ”を意識しながら呼吸を繰り返しましょう。静座瞑想法は5~15分程度が目安です。
マインドフルネス瞑想には、ほかにも体のさまざまな部分に注意を向ける「ボディスキャン」、視線を前方に固定し、ゆっくり歩きながら呼吸や体、感覚に意識を集中する「歩行瞑想法」などがあります。
多くの企業がマインドフルネスを研修として取り入れ、さまざまな効果を上げています。
マインドフルネスの状態になることによって、得られる効果は以下の通りです。
・緊張状態が緩和されることによって、ストレスが軽減できる
・マインドフルネス瞑想で呼吸が整うため、よく眠れるようになる
・自分の内部に意識を向けることによって集中力が向上する
・思考が整理されることにより、注意力、洞察力、創造力などが高まる
さらに、マインドフルネスは、仕事の効率を上げたい時、自分の価値観や行動を再認識するきっかけにしたい時にも役立っています。